声優専門学校は、夜間コースで学んでいる人もたくさんいます。昼は仕事を持つとか、新聞奨学生などの制度を利用するといった方法で生活をしている人も、たくさんいるのです。なぜでしょうか?声優専門学校に行きたいと子供が言ったとき「大賛成できる!!」という親御さんは、少ないでしょう。「その道には反対だから学費は出せない」と言う人も多数います。
その「反対」は必ずしも悪いものではなく、むしろ本人にとって「どうしてその職業につきたいのか?」を考えさせる機会となります。また、いったん社会に出てから「どうしても声優として活躍したい」という思いがある人が、声優専門学校に通うこと、これも意義があります。
社会経験があることは、声の演技に厚みを与えるものだからです。声優やアニメーター、漫画家などを志望する人の多くが「同じ道を志望する人がいない」「親にも反対されている」として、孤独感を感じています。
ただし、孤独を跳ねのける力がないと、とても声優として成功はできません。「明日も仕事がさせてもらえるだろうか?」と考えながらも仕事をこなしていく、という日々は孤独なものです。
それに耐える力をつけるには、孤独の中に飛び込んでいくしかありません。声優専門学校は、夜間コースだけではなく昼間のコースもありますので、結果的に親が学費を出すことになったとしても、「単なる思い付きでは成功しない世界であること」「声優にどうしてもなりたい理由」を考えさせる機会が必要です。
声優専門学校に行きたいという子供と親は、喧嘩になってでも「どういう生活を送るつもりか」を話し合う機会が必要なのです。
